映画『クロスロード』を観る
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『クロスロード(Crossroads)』といえばブルースの祖といわれるロバート・ジョンソンの名曲である。
このタイトルにひかれて観たのだが、結果は少々残念なものだった。
オープニングのロバート・ジョンソン(1930年代に実在したブルース・ギタリスト)らしき人物が登場しレコーディングを行っているシーンを観たときは「期待できるかな」と思った…がである。
ストーリーが進むにつれ、その期待はだんだんしぼんでいってしまった。

映画のモチーフとなったのはロバート・ジョンソンの伝説である。
それは、彼のギター・テクニックがあまりに凄いので「十字路(クロスロード)で悪魔に魂を売り渡し、引き換えにテクニックを身につけた」というもの。

あらすじは、主人公のギター青年がロバート・ジョンソンの31曲目の曲(ロバート・ジョンソンは30曲しかレコーディングしていないといわれている)を求めて、知り合ったブルースハープの老人と旅する。そして、道中、彼らはロバート・ジョンソンの伝説の十字路にさしかかる…。
監督は『48時間』などの作品があるウォルター・ヒル。

主人公自身がギターを弾くシーンがあるが、スクリーンで見る限り主人公を演じた彼は結構ギター弾けんるんじゃないかな…。
実際の音は、違う人が弾いていたとしても。
ラスト近くに、あのスティーブ・ヴァイが登場して、ギター対決!? を行うシーンにはビックリというかガックリと肩を落としてしまった。
かなり場違いな感じが。

音楽はライ・クーダー。
ライ・クーダーといえば『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』や『パリ、テキサス』といった、名作の誉れ高い映画に関わっている。
さすがに本作で使われた音楽は悪くなかったが、映画の内容を思えばかなり残念。
音楽の好きな人なら「話の種に観ても、いーかな」というところか。
ちなみにストーリの途中で登場する女の子は、何のため登場してきたのかよう解らん!

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