山形市の文翔館議場ホールでアン・サリーのライブを観ました。
開演14時で、ほぼ、1時間30分のステージ。
チャーミングな方です。
なんというか、どうも、プロっぽくないです。
決して悪い意味ではありません。
ジャズをやるような女性ヴォーカリストというと、わざとらしい押し出しのよさがあるイメージですがそうしたものをまったく感じません。
アン・サリーというのは、もちろんステージ・ネームですが本名は安佐里さんという方らしいです。
で、血圧のお医者さんもやっているそうです。
セットリストはボサノバなどポルトガル語の歌が半分ぐらい、あとの半分が日本語と英語の歌といった感じだったでしょうか?
彼女の歌を、ちゃんと聴くのは初めてですが聴いているうちに選曲のセンスとか「なんとなくYMO以前の細野晴臣とかぶる、かんじがするなぁ」と思ったのでした。
MCとかはホントに自信なさげなのですが、歌はすごいですね。
この人の透明感のある声、ファルセットまできれいに入っていきます。
彼女の声、倍音が聞こえるような気がするのですが私だけでしょうか?
メンバーはアン・サリー(vo)、笹子重治(g)、そして彼女の旦那さまの飯田玄彦(フリューゲルホルンかな?)。
ライブ終了の挨拶のときにお子さんが登場してステージを走り回るというハプニングもありました。
2歳ぐらいの女の子が控え室がある舞台の袖からステージに走りよって、それをお父さんの飯田さんが肩車して控え室に戻っていきました。
普通は「ちょっとなー……!」などと思うのですが、なんかほほえましい感じがして「こういうのもありか」と思ってしまったんですね。
そうした意味ではアットホームな癒されるステージでした。