山形県庄内町の「響ホール」でおこなわれた「大萩康司と仲間たち」というコンサートに行ってきました。
このコンサートは「第2回庄内国際ギターフェスティバル in 響」というイベントの一環で開催されました。
「庄内国際ギターフェスティバル」は世界的なクラシックのギタリストが集結して26日から31日までの6日間、コンサートやプロの音楽家を目指す人を対象にしたセミナーなどが開催されるイベントです。
クラッシクのコンサートは久しぶりです。
とはいっても今日のプログラムはアルゼンチンやブラジルなど南米の作曲家による楽曲ということであまりかしこまった感じではありません。
クラシックギターというと、すぐにタルレガの「アルハンブラの思い出」やアルベニスの「アストゥーリアス」などが思い浮かぶわけですが、そうしたものと趣が違ってギターをパーカッシブに使ったりハーモニクスを多用する楽曲が多く今っぽい感じがしました。
会場に入ったのは列の後ろのほうだったのですが、運よく最前列(左端ですが)で観ることができました。コンサートは基本的に「観るものだ」と思っているので、やはり席は前の方がいいですね。
結構、周りの雰囲気に気圧されて後ろに座ることも少なくないですが・・・。
特に今回はギターということでアーティストの指使いがよく見えてよかったです。
また大萩康司氏は演奏しながら小さな声でメロディを口ずさんでいるのも聴こえました。
出演したアーティストは大萩康司、金 庸太、レオナルド・ブラーボ、池田慎司。
プログラムの構成ははじめは各々のソロ、次に大萩康司と金 庸太、レオナルド・ブラーボと池田慎司によるデュオ、最後がカルテットによる合奏という具合に進んでいきます。
カルテットによる合奏は迫力があり素晴らしかったです。
ギターバトルという感じではありませんがスーパー・ギター・トリオ(アルディ・メオラ、パコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリン)による『フライデー・ナイト・イン・サンフランシスコ』を彷彿させるものがありました。
ちなみに右手最前列に丸刈りの小学校3年生ぐらいの軍団7、8名が陣取っていました。
飽きることなくちゃんと観れるか心配でしたが杞憂に終わったようです。
チケットは前売り1,000円でした。
内容から言えば激安という感じです。
以下のプログラムは「第2回庄内国際ギターフェスティバルin響」のホームページより
● SOLO : 大萩康司 Yasuji Ohagi
C.ガルデル・・・想いの届く日
Carlos Gardel:El dia que me Quierdas
● SOLO : 金 庸太 Kim Yong-Tae
G.カントール・・・練習曲第1番(プーナとカルージョ)
Gustavo Kantor : Estudio No.1 (Puna y Kaluyo)
● SOLO : レオナルド・ブラーボ Leonardo Bravo
L.ブラーボ・・・五つの小品<木々、人、そして川>
Leonardo Bravo : 5 Pequenas Piezas
はじめに/緑と黄色/ズボミニールの舟/木々のための小さなレクイエム/川
Principio, Verdes y amarillos, La nave de Zvonimir, Pequeno requiem para los arboles, El rio
● SOLO : 池田慎司 Shinji Ikeda
A.C.ジョビン・・・フェリシダージ
Antonio Carlos Jobim : A Felicidade
● DUO : 大萩&金 Ohagi&Kim
S.アサド・・・組曲「夏の庭」より
Sergio Assad : from Suite "Summer Garden"
招待/豪雨/蝶々/さようなら
Invitation, Rain Storm, Butterflies, Farewell
● DUO : 池田&ブラーボ Ikeda&Bravo
E.ファルー・・・ラ・ノスタルヒオーサ
Eduardo Falu:La nostalgiosa
C.マシャド・・・サランガ・ド・ボボ
Saranga do Bobo:Celso Machado
● QUARTETTO
P.ベリナティ・・・ビー玉遊びのバイオン
Paulo Bellinati : Baiao de Gude
A.ピアソラ・・・ジータ
Astor Piazzolla : Zita
M.コルネル・・・ミロンガ・マフィオーサ
Milonga mafiosa : Marcelo Cornel