ロイ・ブキャナン『ライヴ・イン・ジャパン』を聴く
ロイ・ブキャナン(ROY BUCHANAN)の『ライヴ・イン・ジャパン(LIVE IN JAPAN)』
スポンサーリンク

ROY BUCHANAN - LIVE IN JAPAN

ロイ・ブキャナンの『ライヴ・イン・ジャパン』である。
1977年の6月14日と15日の郵便貯金ホールでの来日ステージからレコーディングされたアルバム。
ロイ・ブキャナンは世界一無名のギタリストと言われる、通好みのギタリストだ。
ハンチングのようなキャスケット帽にテレキャスターが彼のトレードマーク。

エリック・クラプトンやジェフ・ベックが彼のファンだったのは有名な話。
ジェフはギターアルバム屈指の名作といわれる『Blow By Blow』の中の楽曲「哀しみの恋人たち(Cause We've Ended As Lovers)」というギターインストの曲のクレジットに「ロイ・ブキャナンに捧ぐ」と入れている。
あのローリング・ストーンズもブライアン・ジョーンズが脱退した後のギタリストにキース・リチャーズが誘ったという。

1曲目の「Soul Dressing」はジェフ・ベックの「哀しみの恋人たち」を髣髴させるようなしっとりとしたカッコイイ、インストゥルメンタル。
注意して聴くといろんなテクニックを駆使しているのがわかる。
たぶん、エフェクターはほとんど使っていないと思うが、いろんな音色が聴こえてくる。
他にジミー・ヘンドリックスの「Hey Joe」をカバーしているが、これは泣ける。
終盤の「Foxy Lady」のリフへと展開する箇所なんかはぞくぞくするようなかっこよさだ。
それにしてもジミ・ヘンの「Hey Joe」は、いろんな、ギタリストがカバーしてますね。
もっとも、「Hey Joe」はジミ・ヘンのレコーディングで有名になりましたが、もともとのオリジナルはビリー・ロバーツというミュージシャンの楽曲。

彼の最後は悲しいものだ。
泥酔して警察に保護された彼は、翌朝、留置所の中でシャツを首に巻いた状態で発見された。
警察の発表では自殺だという。

トラックリスト

  1. Soul Dressing
  2. Sweet Honey Dew
  3. Hey Joe
  4. Slow Down
  5. Lonely Days Lonely Nights
  6. Blues Otani
  7. My Baby Says She's Gonna Leave Me
  8. Sweet Dreams

パーソネル

  • ロイ・ブキャナン(Roy Buchanan):guitar
  • マルコム・ルケンス(Malcolm Lukens):keyboards
  • ジョン・ハリソン(John Harrison):bass
  • b-ド・フォスター(Byrd Foster):drums

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事