2年ぶりの吉田美奈子
吉田美奈子のライブを観るために16時半ぐらいから自転車で山形に向かう。
会場はミュージック昭和SESSION。
ツアータイトルは『~TRIM~ CARAVAN TOUR 2014 吉田美奈子&河合代介DUO meets 村上"PONTA"秀一』。
ヴォーカル、ハモンドオルガン、ドラムと言う珍しい組み合わせ。
この会場で吉田美奈子を観るのは昨年の10月以来、2回目。
ジャズっぽいステージ
開演は18時。
ステージ中央にはハモンドオルガン、向かって右側にはドラムセット。
左側には美奈子が立って歌う。
ドラムセットはポンタのセットらしく、たくさんのタイコとシンバルがセットされている。
後方ではハモンドオルガンのレスリースピーカーがクルクルと回っている。
席は右側の5列目ぐらい。
ドラムの動きがよく見える。
美奈子は、この会場は2回目ということもあるせいか、前回よりリラックスした印象。
前回、観たときよりもセットリストはマニアックな感じだが、パフォーマンスはよかった。
河合代介のハモンドオルガンの厚い音は荘厳な感じだけではなく、レスリースピーカーのおかげかスピード感やスペイシーな感じもある。
当初「オルガンとヴォーカルってどうなんだろう」と思っていたが、彼女のスケールの大きいヴォーカルや荘厳な詞とよくマッチする。
ステージの中盤で美奈子が、ステージからおりてハモンドオルガンのソロのコーナーがあったのだけど、ここで演奏したのがデューク・エリントンのサテンドール。
もろにジャズのスタンダード。
そういう意味では、ステージ全体を通じて、ちょっとジャズっぽい感じもあった。
村上ポンタ秀一のドラム
ドラムは日本を代表するドラマー、村上ポンタ秀一。
ドラムを叩くポンタのフォームはしなやか。
上手いし、派手だし、自由だし、華もある。
ドラムのことはよく知らないのだけど、他の上手いといわれるドラマーと比べ、なんかクセを感じる。
フォービートにしても、普通のフォービートには聞こえない独特のノリがある。
個性的と言えば個性的なんだけど、それが、よいのか悪いのかわからない。
セットリストには松田聖子も
中には『Goodbye Porkpie Hat』というジョニ・ミッチェルの曲(ジェフ・ベックなんかもよく演奏していた)や細野晴臣が作曲したという松田聖子の『ガラスの林檎』も。
アンコールの2曲で最後は『もみの木』。
なぜかクリスマスソングです。
終了は20時を、少しまわった頃。
今回もよいステージを観せてもらいました。
自宅に帰ったのは21時ごろだった。