井上陽水『コンサート2017 Good Luck!』を山形県民会館で観る。
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井上陽水『コンサート2017 Good Luck!』を山形県民会館で観る。

最後尾は32列なので、まぁ、後ろのほうの席です

井上陽水の『コンサート2017 Good Luck!』に行ってきました。
陽水のライブは2回目です。
前回、観たのは2011年。
会場は同じ、やまぎんホール(山形県民会館)。
前回はバンド編成がキーボード二名、ギター、パーカッションといった、ややイレギュラーな編成だったので、オーソドックスなバンドのスタイルでもう一度見てみたいものだと思ったりしていた次第です。

開場は17時。開演は17時30分。
日曜日のせいか早めの開演時間です。
会場近くの駐車場に車を置き、17時を15分ほどまわったぐらいにやまぎんホールに到着したのですが、開場の時間が遅れたようで観客が長い列を作って並んでいました。
お客さんは、ほぼ、五十台前後といった感じ。
少なくとも十代や二十代といったお客さんは、ほとんど見かけなかった。

開場はずいぶん遅れた感じでしたが開演は定刻の17時半を7、8分ほど過ぎたあたりで照明が暗転。
ステージにミュージシャン達が登場するや、いきなり奥田民生との共作でパフュームに提供された『アジアの純真』が始まる。
エレキギターが2本フューチャーされたロックンロールっぽいアレンジ。
前がかり気味のビートが効いた勢いのある演奏は聴きなれた『アジアの純真』とは一味違う。
そして『青空、ひとりきり』、『Make-up shadow』とオリジナルとは違うかなりロックに振った勢いのあるアレンジで観客をライブの世界に引きずり込んでいく。
バックミュージシャンはギター2名にコーラス2名、あとはベース、ドラム、キーボードが各1名とバンドとしてはオーソドックスな編成。
3曲が終わったところでやっと陽水のMCが入る。
「山形の皆さんこんばんは! ご機嫌いかがでしょうか?」が今日の第一声。
相変わらず、飄々としたオーラを発している。
『五月の別れ』や『ワインレッドの心』など数曲のヒット曲が続く。
そして、NHKの「ブラタモリ」のオープニング『女神』とエンディングの『瞬き』が終わったところで15分の休憩。

県民会館2階から見た文翔館:井上陽水『コンサート2017 Good Luck!』を山形県民会館で観る。

県民会館2階から見た文翔館

休憩後の一曲目は『もしも明日が晴れなら』。
『断絶』という陽水の1枚目のアルバムに入っている楽曲である。
これをアコースティックギターの二人をバックに本人もアコギで弾き語り。
このあたり、フォーク時代の陽水といった感じ。

二部の終わりの方で歌った『結詞』では二人の女性コーラスがきれいだった。
『海へ来なさい』の演奏が終わると「たくさんの拍手ありがとうございました」と言うと余韻を残すこともなくステージ脇に消えていく。
観客はアンコールの手拍子。

ピンバッチを買ってしまった:井上陽水『コンサート2017 Good Luck!』を山形県民会館で観る。

ピンバッチを買ってしまった

アンコールは『夢の中へ』で始まり、観客は総立ちとなる。
そしてオーラスは『夏の終わりのハーモニー』。
これを歌われちゃったら、本当に最後なんだろうなと。
全員での挨拶が終わると陽水が一人、舞台のそでにすっと姿を消し、バンドのメンバーたちが再度、観客に挨拶をしてステージ脇にそそくさと消えていく。
なんとも、あっさりとしたエンディングです。
再度のアンコールの手拍子もなく、客電が灯り観客は席を立って帰りだす。
まぁ、時々、思うことですが、こういう予定調和的なアンコールの感じも、いかがなものかと思ったりするわけです。

途中のMCでは、こんなことを言ってました。
「年をとると立ったり歩いたりできなくだろうし、そのうち車椅子でステージをやらないといけなくなるかもしれない。声も出なくなるでしょうし…。存在するだけでいいというような感じになりたい。(声をださず)心で歌って、お客さんも心で聴いて、ああ、いいなと思ってもらえるような…」。
これを聞いて自分は「こりゃあ、志ん生だね」なんて思った。
落語家の古今亭志ん生が晩年、高座に上がって寝ちゃったりすると客は「いいから寝せてやれ!」なんて言ってたわけです。
フォークシンガーの高田渡にも晩年、そんなエピソードがありました。
また、プロレスのジャイアント馬場だって引退間近のときは動いただけ、その一挙手一投足にどよめきが上がったりしたのですが…。
そうした意味では、陽水も志ん生のような存在だけで十分と言うようなポジションに、すでに足を踏み入れているのは間違いないと思う次第です。

今日のセットリスト:井上陽水『コンサート2017 Good Luck!』を山形県民会館で観る。

今日のセットリスト

セットリストは、自分的には8割がた満足。
彼ぐらいになると、ヒット曲や代表曲と言われるような作品がたくさんあって、限られた時間の中では全ての客が満足するようなセットリストにするのは難しいのだろうなとも思う。
アコースティックギター3本の弾き語りもあったが、ラテンからロックンロールといったリズムやビートが前面に出たエネルギッシュな曲が多い構成だった。

ぜんたいに、観客に媚びる感じがない余裕のライブ。
まぁ、50年近いキャリアで、ズーッとフロントランナーでいるわけだから当たり前なのかもしれませんが…。
それにしても、年齢を感じさせない(今年で68歳)パワーはスゴイ!

ツアーのサポートメンバーは長田進(ギター)、今堀恒雄(ギター)、 美久月千晴(ベース)、山木秀夫(ドラム)、小島良喜(キーボード)、fasun(コーラス)、Lyn(コーラス)

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