
16時半ごろまで仕事をし、その後、会社に休みをもらって友人に誘われた仙台で行われるTOTOのライブへと向かう。
会社を出ると雨が降りそうな空模様。
羽前千歳駅17時ちょうどのJR仙山線に乗り北仙台駅で下車。
ここで、地下鉄に乗り換え勾当台公園駅で下車。
そこから歩いて3分ほどで公演が行われる「東京エレクトロンホール宮城」がある。
この会場の名前、常々思うのだが東京にあるホールなのか宮城にあるホールなのか紛らわしい…。
ホール自体は元々、宮城県民会館なのだがネーミングライツで『東京エレクトロン宮城』という宮城県の会社が命名権を購入して以来、『東京エレクトロンホール宮城』と呼ばれている。
そもそも、この命名件を購入した「東京エレクトロン宮城」も東京の会社なのか宮城なのか、どちらなの? と言う感じなのだが…。
会場到着

会場に到着したのは18時半ごろ。
開場から数分遅れぐらい。
時間もあるのでグッズ売り場の列に並ぶことにする。
列は2階まで続いていたがスムーズに流れ10分ほど並び1,000円のキーホルダーを購入。
この会場に来るのはパット・メセニーとブラッド・メルドーのライブを観て以来。

東京で観る洋楽のライブはスタジアムとか国際フォーラムとかが多いせいか、やけに狭い印象(逆にこれがよい)。
席は友人が取ってくれたが10列目のほぼ中央と言う、かなりの良席。
前もってネットで調べたところ、最近の洋楽のライブの例に漏れずスマホでの撮影はOKの様子。
19時の開演時間を少し過ぎると客電が落ち、いよいよオープニング。
ステージの緞帳は透けて見える白いカーテンのようなものが張ってあり「ここの緞帳、ずいぶん安っぽいねぇ」なんて思っていたらカーテンの奥から強烈な光が放たれ、カーテンが落下すると同時に、ステージ上で演奏が始まるという演出。
演奏が始まるや客席は総立ち。
こういう、ライブも久しぶりだ。
メンバーの顔や一挙手一投足がしっかりと見える。

高校生の頃、TOTOは本当によく聴きまくった。
バンドスコアも購入した。
でも、聴きまくったのは4枚目のアルバムぐらいまでで、それ以降はほとんど知らない。
ドラマーのジェフ・ポーカロが亡くなって以後「なんか、変っちゃったなぁ」という印象。
半分ぐらい知らない曲があり、個人的にはもっと昔の曲を多くやって欲しかった。
スティーブ・ルカサーは大好きなギタリストだったのだけれど、正直、このところの彼のプレイには余り魅力を感じない。
ギターソロも、数年前よりは丸くなったのかもしれないが、それでも、やりすぎといった感はぬぐえない。
アンサンブルを考えた、もっと控えめでメロディアスなソロが、彼の最良の部分じゃないだろうかと思うのだが…。
とりあえず、スティーブ・ルカサーとデヴィッド・ペイチは、もっと節制して体を作って欲しい(ミック・ジャガーを見習って)。
今回のライブで個人的な目玉はドラマーのキース・カーロック。
5分以上続いた、ドラムソロは圧巻。
どういうわけでTOTOのサポートメンバーに選ばれたのか分からないがピシッとしたドラムは、このバンドでも際立っていた。

スティーリー・ダンとは違う一面が見れて素晴らしかった。
そもそも、ベースはネイザン・イーストだし、今回のリズム隊はかなりの腕利き。
でも、そりゃ、何でもたたけるのは分かるがキース・カーロックには、もっと彼のスタイルに似合うバンドでやってもらいたいような気がする。
公演は21時半ごろ終了。
仙台駅で少し時間があったので駅中の立ち食い蕎麦でかき揚げ天玉そばをいただく。
22時16分発のJR仙山線山形行きで山形へ帰る。
自宅に帰ったのは零時に差し掛かる頃。
セットリスト
- On The Run / Child's Anthem / Goodbye Elenore
- Goin' Home
- Hydra
- St. George and the Dragon
- I'll Be Over You
- It's a Feeling
- Rosanna
- Wings of Time
- Falling in Between
- Hold You Back
- Pamela
- 99
- White Sister
- Better World
- Africa
- How Many Times
- Stop Loving You
- Drum Solo
- Hold the Line
- Home of the Brave
メンバー
- スティーヴ・ルカサー/Steve Lukather(G, Vo)
- デヴィッド・ペイチ/David Paich(Key, Vo)
- スティーヴ・ポーカロ/Steve Porcaro(Key, Vo)
- ジョセフ・ウィリアムズ/Joseph Williams(Vo)
- ネイザン・イースト/Nathan East(B)
- キース・カーロック/Keith Carlock(Ds)