カラパナ『ワイキキの熱い砂』

Kalapana(カラパナ)の2ndアルバム『Kalapana II』(邦題:ワイキキの熱い砂)は、1976年にリリースされたハワイアン・ポップロックバンドの記念碑的作品です。このアルバムは、デビューアルバムの大成功を受けて制作され、バンドの音楽性をさらに発展させた内容となっています。
『Kalapana II』(ワイキキの熱い砂)のコンセプトと音楽性
『Kalapana II』は、デビューアルバムで確立したカラパナのサウンドを基盤としながら、新たな要素を取り入れて音楽の幅を広げています[4]。アルバムは、ファンク、ポップ、ロック、ソウル、ジャズを軽やかにブレンドした作品で、さらにカントリー的な要素も加わっています[4]。
特筆すべき点として、以下の楽曲が挙げられます:
- 「Wandering Stranger」:リードボーカリストのマラニ・ビリューによる、失恋を歌ったカントリーバラード
- 「Black Sand」:キーボーディストのカーク・トンプソンが作曲したラテンジャズファンクのインストゥルメンタル曲。この曲は後にバンドのライブパフォーマンスの定番オープニング曲となりました[4]
制作エピソード
『Kalapana II』の制作は、カリフォルニア州ウェストコビナのAudiotronicsスタジオで行われました[4]。デビューアルバムとは異なり、バンドは自身でプロデュースを手がけました。ただし、ストリングスのアレンジと指揮には、デビュー作でプロデューサーを務めたロサンゼルス在住のバリー・ファスマン(Barry Fasman)が参加しています[4]。
この制作体制の変更は、バンドが自信を持って自らの音楽性を表現できるようになったことを示しています。結果として、より成熟した音楽性と、バンドの個性が際立つアルバムが完成しました。
参加ミュージシャン
『Kalapana II』は、オリジナルメンバー4人全員が参加した最後のアルバムとなりました[4]。メンバーは以下の通りです:
- マッキー・フェアリー(Mackey Feary):ボーカル、ギター
- マラニ・ビリュー(Malani Bilyeu):ボーカル、ギター
- D・J・プラット(D.J. Pratt):リードギター
- カーク・トンプソン(Kirk Thompson):ボーカル、キーボード
さらに、ドラマーのアルヴィン・フェジャラン(Alvin Fejarang)とサックス奏者のマイケル・パウロ(Michael Paulo)も参加し、アルバムのサウンドに重要な貢献をしています[4]。

発表時の反響と評価
『Kalapana II』は、1976年にハワイで最も売れたアルバムの1つとなりました[4]。デビューアルバムの成功を受けて期待が高まる中、このアルバムはその期待に十分に応える内容でした。
批評家からも高い評価を受け、デビュー作に劣らない完成度の高さが称賛されました。特に、バンドの音楽性の成長と、新たな要素を取り入れながらも独自のスタイルを維持している点が評価されています[4]。
特筆すべき楽曲
アルバムには、後にカラパナの代表曲となる楽曲が多数収録されています:
- 「Moon & Stars」
- 「(For You) I'd Chase A Rainbow」
- 「Black Sand」(前述のインストゥルメンタル曲)[4]
これらの楽曲は、カラパナの音楽性を象徴するものとして、今日でも多くのファンに愛されています。

アルバムの遺産
『Kalapana II』は、カラパナがハワイの音楽シーンを代表するバンドの1つとしての地位を確立した作品と言えます[4]。このアルバムは、ハワイアン・ポップロックの歴史に重要な1ページを刻むとともに、後続のミュージシャンたちにも大きな影響を与えました。
2023年には、Light in the Atticレーベルからブルーとブラックのスワールカラーヴァイナルで再発売され[4]、新たな世代のリスナーにもカラパナの音楽が届けられています。
『Kalapana II』は、ハワイの音楽文化の豊かさを体現するとともに、70年代のポップロック・サウンドの魅力を今に伝える貴重な作品として、音楽史に刻まれています。
Citations:
[1] https://en.wikipedia.org/wiki/The_Car_(album)
[2] https://www.elsewhere.co.nz/weneedtotalkabout/7671/we-need-to-talk-about-harry-kalapana-aloha-from-yugoslavia/
[3] https://www.myhaam.org
[4] https://lightintheattic.net/products/kalapana-ii
[5] https://en.wikipedia.org/wiki/The_Sound_of_Music_(film)
[6] https://banbantonton.com/2022/06/23/kalapana-kalapana-ii-aloha-got-soul-by-cal-gibson/
[7] https://music.tower.jp/album/detail/1013864993
[8] https://www.cambridge.org/core/journals/popular-music/article/abs/sigur-ros-reception-borealism-and-musical-style/2634D9D539CB5D879C20406754BA1712
[9] https://www.allmusic.com/album/ii-mw0001004751
[10] https://core.ac.uk/download/526616623.pdf
[11] https://tower.jp/item/5454017
[12] https://en.wikipedia.org/wiki/Land_of_Cockayne_(album)
[13] https://www.discogs.com/artist/902111-Kalapana
[14] https://diskunion.net/rock/ct/detail/1008498504
[15] https://alohagotsoul.com/blogs/stories/kalapana-s-1975-debut-album-returns-to-vinyl-on-march-25th
[16] https://rockposer.com/2024/12/13/dom-martin-releases-live-double-album-buried-alive-available-now-on-all-platforms/
[17] https://diskunion.net/rock/ct/detail/1008498505
[18] https://www.researchgate.net/publication/327604594_Sigur_Ros_Reception_borealism_and_musical_style
[19] https://www.instagram.com/elliotgalvin/?locale=ja-JP&hl=en


