一昨日、つまり10月29日(土)、QUEENのライブを横浜アリーナで観た。
正確に言うならクイーン+ポール・ロジャースのライブである。
QUEENといっても、ヴォーカルのフレディ・マーキュリーは1991年の11月に亡くなっている。
そこで白羽の矢が立ったのがポール・ロジャースである。
ポール・ロジャースといえば、フリーやバッド・カンパニー等に在籍したヴォーカリストで、日本での知名度はイマイチだがイギリス本国での人気は絶大なものがある。
ギターリストのブライアン・メイはポール・ロジャースのレコーディングなどに参加したり、イベントで共演したりして意気投合したらしい。
17時開演が20分ぐらい遅れて始まる。
オープニングまでの間、なぜかAC/DCがSEとして使われる。
隣の方はタテノリで頭を振っている。
オープニングの立ち上がりでは、なぜかエミネムのルーズ・ユアセルフが流れる。
これも、もひとつよくわからなかった。
ステージは本人たちが登場していないにもかかわらず既に総立ちの状態。
こんなコンサートは久しぶりだ。
途中、ブライアン・メイとロジャー・テイラーがヴォーカルをとる。
ブライアン・メイはギルドの12弦のアコースティックギターとヤマハ? のサイレントギターを使った以外、エレキギターはすべて例のブライアン・メイのオリジナルギター(レッド・スペシャルといわれている)で弾きとおした。
「ボヘミアン・ラプソディ」では、ステージ脇の二つのスクリーンにフレディ・マーキュリーが現れ、映像と共にフレディが歌いだす。
こういうのを観ると、やはり、フレディ・マーキュリーの存在感に比するようなミュージシャンはいないのだねぇとつくづく思う。
いやはや「余人をもって替えがたい」とは、こういう人物のためにあるような言葉ですなぁ…。
しかし、全体として大いに盛り上がった。
侮りがたしQUEEN FANといった感じだ。
きっと、ただでさえ日本びいきの彼らは、改めてまたまた日本大好きになったのではないだろうか?
ただし、わたしの個人的なコンサートの評価としてはちょっとビミョーといった感じである。
クイーンとポール・ロジャースでは音楽としてのスタイルが違いすぎる。
個人的には選曲は、もっと初期のヒット曲を取り上げてほしかった。
特にコーラスバリバリの「愛にすべてを」とか「マイ・ベスト・フレンド」とか・・・。
結局、自分にとってのQUEENというのは「オペラ座の夜」や「華麗なるレース」あたりなんだな。
バッド・カンパニーの「フィール・ライク・メイキン・ラヴ」がよかった。
アンコールの「オール・ライト・ナウ」は、ほぼ完コピー。
メンバー
- ブライアン・メイ(ギター、ボーカル)
- ポール・ロジャース(ボーカル、ギター)
- ロジャー・テイラー(ドラム、ボーカル)
- スパイク・エドニー(キーボード)
- ジェイミー・モーゼス(ギター)
- ダニー・ミランダ(ベース)
セットリストは下記の通り(QUEENの公式サイトより)
- リーチング・アウト
- タイ・ユア・マザー・ダウン
- ファット・ボトムド・ガールズ
- 地獄へ道づれ
- バッド・カンパニー
- 愛という名の欲望
- セイ・イッツ・ノット・トゥルー
- ロング・アウェイ
- '39
- ラヴ・オブ・マイ・ライフ
- 手をとりあって
- ハマー・トゥ・フォール
- フィール・ライク・メイキン・ラヴ
- ドラム・ソロ
- アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー
- ギター・ソロ
- ラスト・ホライズン
- 輝ける日々
- RADIO GA GA
- キャント・ゲット・イナフ
- カインド・オブ・マジック
- アイ・ウォント・イット・オール
- ボヘミアン・ラプソディ
- ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
- ショー・マスト・ゴー・オン
- オール・ライト・ナウ
- ウィ・ウィル・ロック・ユー
- 伝説のチャンピオン
- ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン