ディープ・パープル『マシン・ヘッド』を聴く
ディープ・パープル『マシン・ヘッド』
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ディープ・パープル(Deep Purple)の『マシン・ヘッド』(Machine Head)です。
A面1曲目の「ハイウェイスター」やB面1曲目の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」というハードロックを代表する二大アンセムが入った名盤。
リリースは1972年。
ちなみに、この年の8月17日には武道館で彼らのコンサートが行われました。
海外のミュージシャンに“ブドウカン”の名前を高めた『ライブ・イン・ジャパン』は、このときの模様を録音した作品。

本作は第二期といわれるパープル黄金期のメンバーが在籍したときにつくられた彼ら6枚目のハードロックのマイルストーンともいわれる作品。
70年代以降の洋楽で青春を過ごしたギター少年たちは崇め奉ったものです。
中でもA面1曲目の「ハイウェイスター」やB面1曲目の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」はみんな、コピーしていました。
ストラトキャスターで弾く定番といっても、いいかもしれません。

ジャケットの中面:ディープ・パープル『マシン・ヘッド』を聴く
ジャケットの中面

「ハイウェイスター」は文字通り、ハイウェイをぶっ飛んでいくような疾走感があります。
ギターとキーボードの16分音符の四連符が特徴的。
ジョン・ロードのハモンドオルガンとリッチー・ブラックモアのギターソロの異種格闘技対決の趣。
おもえば、ジョン・ロードのようなキーボードが入ったハードロックバントというのは彼ら以前は、あまりなかったのではないでしょうか?

ジャケットの裏面:ディープ・パープル『マシン・ヘッド』を聴く
ジャケットの裏面

「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は歌詞のユニークさでも有名。
内容はといえば、本作のレコーディング時のアクシデントをテーマにしたもの。
彼らはスイスのモントルーにあるレマン湖のほとりのカジノにあるステージでライブのような形で録音をしようと、ローリング・ストーンズから借りたモービルシステムを持ち込んで待機していた。
すると、その夜、フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インヴェンションのコンサート中に何者かが会場の天井に向けて信号弾を発砲。
会場は火災に見舞われレコーディングは頓挫してしまう。
という訳で、煙もくもくの炎がパチパチという訳です。
当初は数合わせのための、やっつけ仕事のような曲だったようですが大ヒット。

上記の、2曲以外にも「レイジー」や「スペース・トラッキン」といった、人気曲が収録されています。

高校生の時にエレキギターを購入して、一番最初にコピーできたのが「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のイントロでした。
例のジャッ、ジャッ、ジャーンという、やつです。
まぁ、自分が高校生の頃の四十年前は定番でしたね。
ホームベース型のハードのピックとか買って…。
スキャロップド・フィンガーボードといって、リッチーのギターをまねてストラトキャスターのネックの指板をえぐった加工をするツワモノもおりました…。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」はどちらかといえば、弾きたいというよりは簡単に弾けそうだからという感じでコピーしてました(ギターソロは結構、難しい)。
本当に弾きたいのはレッド・ツェッペリンの「天国への階段」だったのですが…。

トラックリスト

    Side 1
  1. ハイウェイ・スター(Highway Star) - 6:05
  2. メイビー・アイム・ア・レオ(Maybe I'm a Leo) - 4:51
  3. ピクチャーズ・オブ・ホーム(Pictures of Home) - 5:03
  4. ネヴァー・ビフォア(Never Before) - 3:56
  5. Side 2
  6. スモーク・オン・ザ・ウォーター(Smoke on the Water) - 5:40
  7. レイジー(Lazy) - 7:19
  8. スペース・トラッキン (Space Truckin') - 4:31

パーソネル

  • リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore) - ギター
  • イアン・ギラン(Ian Gillan) - ボーカル
  • ロジャー・グローヴァー(Roger Glover) - ベース
  • ジョン・ロード(Jon Lord) - キーボード
  • イアン・ペイス(Ian Paice) - ドラムス
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