ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne)のライブに行ってきました。
会場は三軒茶屋にある昭和女子大人見記念講堂。
17時開演です。
チケット代はS席で8,500円というとても良心的な金額。
京王線の下高井戸駅で降り、世田谷線に乗り換えて終点の三軒茶屋までのんびりと向かいました。
学生時代に下高井戸に住んでいたせいもあり、二十数年ぶりで世田谷線に乗ったけど三軒茶屋や下高井戸の変わりようにはビックリ!
会場に入った瞬間、ホールの大きさとステージに楽器が並んでる景色がシンプルでアマチュアのライブを観るような印象です。
席はステージ中央を右に見る前から11列目という、けっこうよい席でミュージシャンの表情までしっかり観ることができました。
ライブはジャクソン・ブラウンらしい、とてもよいものでした。
昔と変わらない若々しい青年のような体型で声もしっかりとでていました。
自分の中で彼の評価がワンランク上がった気がします。
ほぼ3時間という長いライブで前半と後半の間に10分の休憩が入るという洋楽の一人のアーティストのライブではめずらしい構成です。
90分で終わるようなアーティストには見習ってほしいところです。
セットリストは、この秋に発表された『Time The Conqueror』というアルバムが中心の構成でしたが3時間という長丁場のために70年代のヒット曲もまんべんなくやってくれました。
もっとも、「Late For The Sky」と「Take It Easy」が聴けなかったのは残念。
ほぼ、1曲ごとにギターを変えていましたが中には「日本人の職人が作ったギターだよ」といっているものもありました。
サポートミュージシャンはギター、ベース、ドラム、キーボードにコーラス二人という6人編成です。
写真は休憩中にローディーが楽器を調整しているところです。
黒人のお嬢さん二人によるコーラスは素晴らしかった。
ツヤのある豊かな声量で、ちょっとゴスペルのようなテイストが加わった感じです。
70年代のジャクソン・ブラウンのサウンドには欠かせなかったデヴィッド・リンドレーのギターも聴きたかったのですが、今回、ギターで参加したマーク・ゴールデンバーグというギタリストのおじさんも只者ではないギターソロを聴かせてくれました。
演出は照明のみというシンプルなものでしたが、曲調やリズムに合わせたスイッチングが素晴らしく、照明さんにも拍手です。
客層はやはり30代以降の人たちが多くそれなりに落ち着いて音楽を聴くことができるライブでしたが、第二部の最後でやった「Running On Empty」で客席は総立ち。
やっぱり、最後はこの歌ですね!
あとはアンコールが終わるまで立ったまま心を躍らせた状態でライブ終了。
ジャクソン・ブラウンがアメリカの良心といわれるのがよくわかるようなライブだったと思います。
山形に帰ってから、いつも行っている音楽好きの夫婦がやっているバーで聞いた話では、ジャクソン・ブラウンはライブが終わった後も、湘南の知り合いの家に数日滞在してサーフィンを楽しんだとか…。
メンバー
- Jackson Browne:Vocals, Guitar, Piano
- Kevin McCormick:Bass
- Mark Goldenberg:Guitar
- Mauricio Lewak:Drums
- Jeff Young:Keyboards, Backing Vocals
- Althea Mills:Backing Vocals
- Chavonne Morris:Backing Vocals
セットリスト
- Boulevard
- The Barricades Of Heaven
- Everywhere I Go
- Fountain Of Sorrow
- Time The Conqueror
- Off Of Wonderland
- Live Nude Cabaret
- Culver Moon
- Giving That Heaven Away
- Doctor My Eyes
- About My Imagination
- Something Fine
- These Days
- For Taking The Trouble
- Lives In The Balance
- Going Down To Cuba
- Just Say Yeah
- The Drums Of War
- Far From The Arms Of Hunger
- Rock Me On The Water
- The Pretender
- Running On Empty
- The Load-out
- Stay
- I Am A Patri