『サイモン & ガーファンクル』のライブを東京ドームで観る
サイモンとガーファンクルのライブを東京ドームで観る
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サイモンとガーファンクルのチケット購入した?

6月18日、東京に住む友人から久しぶりにメールが入る。
中身は「サイモン&ガーファンクルのチケット購入した?」とある。
悪魔のささやきである。
彼らの来日公演があるのは知っていた。
いつも行くバーのマスターに「サイモン&ガーファンクル、行きます?」と訊かれて「ビミョー」と答えていた。
仙台なら迷わず行ったが東京まで交通費をかけて観に行くとなると、やはり「ビミョー」である。

サイモン&ガーファンクルは中学時代には夢中で聴き込んだ。
ビートルズよりも熱心に聴いた。
中学時代たぶん最も聴いたアーティストでないだろうか?
それでも、積極的に行こうとは思わなかった。
それはたぶん、自分の中では既に過去のミュージシャンとしてしか捉えられないしノスタルジーに浸るだけかもしれないという想いからだった。
それでも、結局、行くこととなってしまった。

場所は東京ドーム。
19時開演である。
午後から会社に休みをいただき、新幹線に乗る。
現地に着いたの開演の1時間前。
すでに、水道橋の駅から東京ドーム向かう通路は人であふれかえっている。
友人との待ち合わせの間、ぞくぞくとゲートを入っていく人たちを見るとやはりオジサンオバサンが多い。
仲良く来ている夫婦たちも多そうだ。
平均年齢は40歳を超えているのではないだろうか?

このところプロモーターのウドー音楽事務所が招聘するアーティスト見ると、どうも我々のようなオッサンをターゲットにしたアーティストが多い。
二十数年前に全盛を迎えたが今ではやや枯れかけた過去のスターを招いて、当時、青春時代を送った少々、小金を持っている連中から巻き上げてやろうというのがミエミエという感じがしないわけでもない。
今回のサイモン&ガーファンクルにしても武道館で追加公演が決まったようだが「まんまとウドーの術中にはまっているなぁ」と思いながらも自分もこうしてきている訳で…。
「まぁ、それもまたよし」である。

ライブ開始!

これから始まる:サイモンとガーファンクルのライブを東京ドームで観る
これから始まる

席は2階席後方の、ほぼステージ正面といったところ。
ステージは、およそ120メートルほど先で何かが動いているなというぐらいにしか見えない。
その左右と後方の三ヶ所に大きなスクリーンが設置してあるが、自分たちの席からはそのスクリーンですら小さく見える。
いよいよオープニング。
「アメリカ」のメロディーが流れるがステージ上に二人やバンドのメンバーの姿はない。
スクリーンは60年代のアメリカの光景を映し出している。
その中を二人が登場し、唄いだしたのは「旧友」である。
彼らのホームページを見ると「SIMON & GARFUNKEL OLD FRIENDS LIVE ON STAGE」とツアータイトルがでている。
演るほうも、観るほうも何かしらの感慨を持っているのは確かなようだ…。
ヒット曲が続き、途中で彼らがソロの時代に発表した曲が演奏される。
「ミセス・ロビンソン」のところではスクリーンに「卒業」のシーンが映し出されダスティン・ホフマンの若い頃の姿も見えた。
ステージの最後は「明日に架ける橋」。
アンコールは「サウンド・オブ・サイレンス」をはじめとする4曲。
「ボクサー」のソロパートでは、メンバーのギタリスト(だと思う)がテルミンを弾いていたのにはビックリした!
こんな珍しくて扱いにくい楽器の演奏を実際の、しかもこんな大物のライブで観ることができるとは。
…で、最後は「いとしのセシリア」。

会場で購入したキーホルダー:『サイモン & ガーファンクル』のライブを東京ドームで観る
会場で購入したキーホルダー

2時間ほどのステージだったが、最後まで緊張感のあるよいステージだったと思う。
全盛期の頃のパフォーマンスとは違うとは思うが、天使の歌声といわれたアート・ガーファンクルの声も全盛期を髣髴とさせるに十分だったのではないだろうか?
心配したが思ったほど枯れた感じもなく、これならちゃんとお金の取れるステージだと思った。

同行したバンドのメンバーがどんなアーティストなのかも、とても気になったが結局判らずじまい。(メンバー紹介はあったが聞き取ることができなかった。しかしドラムはスティーブ・ガットではなかったようです)
セットリストはウドーのホームページに名古屋での公演のものが掲載されてたが、ほぼ同じような内容だったと思うので参考のため下記に記す。

セットリスト

  1. 旧友?ブックエンドのテーマ/Old Friends ~ Bookends Theme
  2. 冬の散歩道/Hazy Shade of Winter
  3. アイ・アム・ア・ロック/I Am a Rock
  4. アメリカ/America
  5. キャシーの歌/Kathy's Song
  6. ヘイ・スクールガール/Hey Schoolgirl
  7. ビーバッパ・ルーラ/Be Bop A Lula
  8. スカボロー・フェア/Scarborough Fair
  9. 早く家へ帰りたい/Homeward Bound
  10. ミセス・ロビンソン/Mrs Robinson (includes Not Fade Away)
  11. スリップ・スライディン・アウェイ/Slip Slidin' Away
  12. コンドルは飛んで行く/El Condor Pasa
  13. - - - Art Garfunkel solo - - -
  14. ブライト・アイズ/Bright Eyes
  15. ハート・イン・ニューヨーク/A Heart in New York
  16. パーフェクト・モーメント?ナウ・アイ・レイ・ミー・ダウン・トゥ・スリープ/Perfect Moment ~ Now I Lay Me Down to Sleep
  17. - - - Paul Simon solo - - -
  18. ボーイ・イン・ザ・バブル/Boy in the Bubble
  19. シューズにダイアモンド/Diamonds on the Soles of her
  20. 時の流れに/Still Crazy After All These Years
  21. - - - - - - - - - - - - - - -
  22. ニューヨークの少年/Only Living Boy in New York
  23. マイ・リトル・タウン/My Little Town
  24. 明日に架ける橋/Bridge Over Troubled Water
  25. - - - - - encore 1 - - - - -
  26. サウンド・オブ・サイレンス/Sound of Silence
  27. ボクサー/The Boxer
  28. - - - - - encore 2 - - - - -
  29. 木の葉は緑/Leaves That Are Green
  30. いとしのセシリア/Cecilia

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