ドリーム・シアター(Dream Theater)の『イメージズ・アンド・ワーズ(Images & Words)』です。
基本的に、いわゆるヘビーメタルは聴かないのですが、このアルバムの1曲目に収められている「Pull Me Under」を初めて聴いたときは、思わず「カッコイイ!」と声を上げそうになりました。
全編を通じてメロディアスかつ変拍子を多用した複雑な構成で、スリリングに、そしてドラマチックに展開されます。
いわゆるメタル系のバンドですが、ただ、うるさくて速いだけのバンドとはちょっと違います。
メタル系のおどろおどろしいマッチョな感じとは、対極にあるようなバンドです。
ヘビメタのファンの間ではプログレッシブ・メタルといわれているとか。
プログレッシブ・メタルというジャンル自体、初めて知ったのですが…。
このアルバムのころと現在のメンバーは一部変わっていますが、プレイヤーはテクニシャンだらけでギター、ベース、ドラムの各パートはバークリー音楽院で勉強しているし、現在のキーボードプレイヤーにいたってはジュリアード音楽院に8歳で入学したとか。
各々が使用している楽器も只者ではない楽器ばかりでギターは7弦だし、ベースは6弦、ドラムはバスドラが3セットと普通の楽器より数が多めです。
ただし、キーボードに関しては1台ですべての音を出すというこだわりがあるようでライブでは1台しかキーボードを使わないとか。
これは通常のバンドより、かなり数が少なめです。
普通のハードロック愛好家やプログレッシブロック愛好家からも受け入れられやすいバンドではないでしょうか。
トラックリスト
- Pull Me Under 8:14
- Another Day 4:23
- Take the Time 8:21
- Surrounded 5:30
- Metropolis — Part I: 'The Miracle and the Sleeper' 9:32
- Under a Glass Moon 7:03
- Wait for Sleep 2:31
- Learning to Live 11:30
パーソネル
- ジェイムズ・ラブリエ(James LaBrie) - リードヴォーカル&バックグラウンドヴォーカル
- ケヴィン・ムーア(Kevin Moore) - キーボード
- ジョン・マイアング(John Myung) - ベース
- ジョン・ペトルーシ(John Petrucci) - ギター
- マイク・ポートノイ(Mike Portnoy) – ドラムス&パーカッション