ポール・マッカートニーのライブを東京ドームで観る。
ポール・マッカートニーのライブを東京ドームで観る
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山形市は雨。
午後から会社に休みをいただきポール・マッカートニーOUT THERE JAPAN TOUR(アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー)』最終日のライブを観るために東京へ出かける。
行きつけのバーで聞いた話では、山形からわざわざ観に行くという人も相当いるらしい。

上野駅で妹と待ち合わせて水道橋まで行く。
駅を降りると、開演まで1時間以上あるのにすごい混雑。
何はなくてもと言う感じで正面入り口に設置されたグッズ売り場へと急ぐ。
ここも、ひどい混みようで列の最後を探すまでずいぶん歩く。
これじゃ、開演まで間に合うのだろうかと思うぐらいの列の長さ。
並んでいる途中「売り切れになった商品も多数あります」と繰り返しアナウンス。
結局、1時間以上も並び、目当てのものは購入できず知人へのお土産の分も含みマフラータオルのみ。

ポール・マッカートニー「アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー」:ポール・マッカートニーのライブを東京ドームで観る
ポール・マッカートニー「アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー」

会場へ入ったのは開演の10分ほど前。
会場裏の通路を歩いていても始まる様子もないので、のんびりと席を探す。
席は1塁側の2階席の前段の方なので4階まで階段を上り席を見つけると通路のすぐ隣。
客席を見渡すとステージ上のパフォーマンスを映すスクリーンしか見えないようなステージの死角になっているところまで、2階席は客を埋めている。
大型スクリーンはステージの正面の側面に大きいのが2台と、その側面にやや小ぶりなものが2台設置。
開演の時間はとっくに過ぎているが、それでも始まる気配がないので売店へ行き飲み物とプレッツェルを購入。
出入りするには便利な場所でよかった。
客電が消えたのは開演を25分ほど過ぎた頃。
会場が暗くなってすぐに1曲目の「Eight Days A Week」が始まる。
ステージ上の臙脂色のジャケットを羽織ったポールがトレードマークのヴァイオリンのような形をしたヘフナーのベースを弾きながら登場。

興奮冷めやらぬままドームを後にする:ポール・マッカートニーのライブを東京ドームで観る
興奮冷めやらぬままドームを後にする

2曲目の『Save us』が終わったところで「コンバンハ トーキョー。タダイマ」と今夜の第一声。
今回のライブでは、ポールのMCがそのまま翻訳されてスクリーンに表示される。
分かりやすくていいのだけれど、どうしても時間のずれがあるので翻訳を見ているとジョークで笑うタイミングがずれたりと、ちょっと微妙かなと思った。
『Blackbird』の時はアコースティックギター一本をかかえ、一人ステージ前方で歌い始めるとポールの立つ部分が4、5メートルほどもせりあがってアリーナ席を見下ろすようにして唄っている。
コンサートも佳境に入り、後半になると『Ob-La-Di, Ob-La-Da』や『Hey Jude』では客にコーラスを歌わせるような演出もあった。
2回目のアンコールの『Yesterday』では観客に入場時に無料で配布した赤いサイリュームの光が会場を埋めた。
この光景には感動した。
これは主催者側がポールに内緒で準備したもので「ありがとう」「おつかれさま」の気持ちを伝えるために、『Yesterday』の時に今回のテーマカラーである赤で会場を染めてくださいとの注意書きと一緒に渡された。
007の映画のテーマで使われた『Live And Let Die』では楽曲に合わせてステージの前方と後方では音楽に合わせた爆発音とともに火柱が上がる演出。
まったく、KISSも真っ青といった感じ。
『Eleanor Rigby』の後は、「Hey」とか「OK」とかで客いじり。
ビートルズからウイングス時代のヒット曲から最新の楽曲、しっとりしたバラードから『Helter Skelter』のようなハードな曲までバラエティーに富んだプログラムで本当によいステージだった。
5万人を沸かせる71歳というのは、いったい、どんな老人なんだ!
小学生の高学年から中学生の時は、自分にとってビートルズはスーパースターだった。

洋楽を聞く、基本はビートルズに習ったようなものだ。
しかし、正直に言うなら最近、ビートルズはあまり聴いていない。
でも、今回のコンサートは本当に観て満足のいくものだったし、演出やパフォーマンスを含め素晴らしいものだったと思う。
ただメンバー一人ひとりの紹介がなかったのはちょっとさびしいと思った。
「アリガトウ トウキョウ マタアイマショウ ゲンキデネ See you next time! マタネ」と言ってポールはステージを後にしたけどnext timeって…。
あるのか?

セットリスト

他の方のサイトを見るとセットリストはドーム初日と同じとのことです。

  1. EIGHT DAYS A WEEK*
  2. SAVE US**
  3. ALL MY LOVING*
  4. JET
  5. LET ME ROLL IT
  6. PAPERBACK WRITER*
  7. MY VALENTINE
  8. 1985
  9. THE LONG AND WINDING ROAD*
  10. MAYBE I'M AMAZED
  11. THE THINGS WE SAID TODAY*
  12. WE CAN WORK IT OUT*
  13. ANOTHER DAY
  14. AND I LOVE HER*
  15. BLACKBIRD*
  16. HERE TODAY
  17. NEW**
  18. QUEENIE EYE**
  19. LADY MADONNA*
  20. ALL TOGETHER NOW*
  21. LOVELY RITA*
  22. EVERYBODY OUT THERE**
  23. ELEANOR RIGBY*
  24. BEING FOR THE BENEFIT OF MR. KITE!*
  25. SOMETHING*
  26. OBLA DI OBLA DA*
  27. BAND ON THE RUN
  28. BACK IN THE U.S.S.R.*
  29. LET IT BE*
  30. LIVE AND LET DIE
  31. HEY JUDE*
  32. Encore 1

  33. DAY TRIPPER*
  34. HI HI HI
  35. I SAW HER STANDING THERE*
  36. Encore 2

  37. YESTERDAY*
  38. HELTER SKELTER*
  39. GOLDEN SLUMBERS-CARRY THAT WEIGHT-THE END (Medley)*

*The Beatles
**From new album "NEW"

ツアーメンバー

  • ポール・マッカートニー:ボーカル、ベース、ピアノ、ギター
  • ラスティー・アンダーソン:ギター、ベース
  • ブライアン・レイ:ギター、ベース
  • ポール・ウィックス・ウィッケンズ:キーボード、ギター
  • エイブ・ラボリエル・ジュニア:ドラム、ベース

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