スティングはカッコいい
東京ドームで行われたTHE POLICEのライブに行ってきました。
はっきり言って期待以上でした。
スティング、カッコよかったです。
黒のタンクトップでベースを弾く姿は「ロックをやるジジイはこうでなっくちゃ」というぐらいかっこよかった。
以前、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーを観たときも思いましたが、ロックのスーパースターといえばウマイ物を食って酒を浴びるように飲んで、やりたい放題といったイメージですが、彼の姿はそうではなく「常に摂生を心がけて生活しているんだろうな」と思わせるに十分な体型とパフォーマンスでした。
18時30分過ぎに会場に入ったら、すでに前座のとしてフィクション・プレインが演奏を始めていました。
フィクション・プレインはスティングの息子、ジョー・サムナーのバンドだそうです。
19時30分、いよいよメインアクターの登場です。
1曲目の『Message in a bottle』でいきなり周りは総立ち、2曲目の『synchronicityⅡ』でレッドゾーン突入といった状態です。
サポートメンバーはなく最初から最後まで3人で演奏を続けるという直球ど真ん中勝負といった趣のライブでした。
演出も巨大なスクリーンがステージの後方と左右、アリーナの後方にあるだけのいたってシンプルなものでした。
そのため、3人の力量がひしひしと伝わるようなステージとなりました。
観客の盛り上がりとライブパフォーマンスがとてもよくシンクロしたよいステージでした。
これまで様々なライブを観ましたが、中でも極上のライブの一つだったと思います。
安定のアンディーサマーズ、そして、スチュアート・コープランドが魅せる
今回のライブではドラムのスチュアート・コープランドが妙に存在感を発揮していました。
白い手袋をしてドラムを叩いている姿が印象的。
「Walking in your footsteps」と「King of pain」ではドラムセットを離れ、銅鑼や様々なパーカッションを用いた演奏をするパフォーマンスは見所のひとつでした。
アンコールは4曲。
演出だとは思うのですが3曲目の『Every Breath You take』の演奏が終わったところでスティングとスチュアートがバックステージに戻ったのですがアンディー・サマーズがそのままステージに残りギターを弾きながら二人にステージに戻るよう促すと『Next To You』というノリのよい曲を演奏。
これが本当のラストとなりました。
社会派といわれるスティングらしい真摯なパフォーマンスだったと思います。
代表曲もほとんど聴くことができたし、わざわざ観にいった甲斐のある満足のいくステージでした。
ライブとは関係ないですが、近くに座っていたストリート系の二十歳前後の坊や4人組が酒を飲みながらノリノリで踊っているのが印象に残っています。
セットリスト
- Message In A Bottle
- Synchronicity II
- Walking On The Moon
- Voices Inside My Head〜When The World Is Running Down, You Make The Best Of What's Still Around
- Don't Stand So Close To Me
- Driven To Tears
- Hole In My Life
- Every Little Thing She Does Is Magic
- Wrapped Around Your Finger
- De Do Do Do, De Da Da Da
- Invisible Sun
- Walking In Your Footsteps
- Can't Stand Losing You〜Reggatta De Blanc
- Roxanne
- King Of Pain
- So Lonely
- Every Breath You Take
- Next To You