エグベルト・ジスモンチの『アルマ』を聴く。
エグベルト・ジスモンチの『アルマ』
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エグベルト・ジスモンチの『アルマ』(Alma)である。
ECMから1986年に発表されたピアノの演奏が中心のアルバムで『Alma』とはポルトガル語の魂、精神という意味。
そのほとんどの楽曲は、いかにもECMというレーベルらしくアンビエントで瑞々しく美しい。

ジスモンチはブラジル生まれのマルチ楽器奏者。
ピアノやギターはその筋の専門家以上のテクニックでこなし、ある種の天才といわれる。
その特徴はジャズともワールドミュージックとも現代音楽ともいえるような楽曲。

エグベルト・ジスモンチの『アルマ』:CDのジャケットにはピアノ譜が印刷
CDのジャケットにはピアノ譜が印刷

キース・ジャレットというよりはミシェル・ペトルチアーニのようなキラキラした音数の多い感じだろうか。
楽曲によっては、シンセサイザーのストリングスが効果音のように、ごく控えめに入っているのが面白い。
中にフレボという楽曲があり、これは1979年に発表された『Solo』というアルバムにも入っている。
アレンジが違うので聞き比べるのも面白い。
ちなみに、この楽曲は『Friday Night in San Francisco - Live』というジョン・マクラフリン、アル・ディメオラ、パコ・デ・ルシアのアコースティックギター速弾き3人衆の名演でも取り上げられている。

恐ろしいことにCDのジャケットを広げると歌詞が印刷してあるがのごとく、収録曲のピアノ譜が印刷してある。
心地よい音楽なのは間違いない。
そんな訳で、聴きながらソファーに横になって本を読んでいたら寝てしまった。

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