映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観る
映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観る。
スポンサーリンク

噂の『ボヘミアン・ラプソディ』

久しぶりに映画館に出かけ、話題の『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきた。
本当は先週、観ようと思ったのだが今日が「映画の日」であることに運良く? 気づいて先送りした。
というわけで、料金は1,000円。
場所は山形市嶋にある「山形ムービーオン」。
上映時間は13時40分から。

映画館には上映、5分前ぐらいに入ったのだが映画の日ということもあってチケット売り場にはお客さんが列を作っている。
自分の番がきてチケットを買うときに売り場のオジサンに「本日、かなり混んでますよ」と囁かれた。
中に入り薄暗い会場をざっと見渡すと、確かに混んではいるが虫食いのように席は空いている。
立錐の余地もないとまではいかないようだ。
多くは自分と同年代のオジサンとオバサン。
中には、ご夫婦かなと思われるような方々も見受けられる。

クィーンは中学生時代によく聴いた

タイトルになった「ボヘミアン・ラプソディ」は1975年にリリースされたQUEENのアルバム『オペラ座の夜』に収録されている彼らの代表曲だ。
親しみやすいキャッチーなメロディー。
そして途中でオペラのようなコーラスが入ったりと曲調が大きく変わるドラマティックな構成。
緻密で美しくまとめられた、唯一無二と言っていいロックである。

当時、中学に上がったばかりの自分はビートルズやサイモンとガーファンクルあたりばかりを聴いていたが、その隙間をラジオから流れるQUEENをはじめ、キッスやエアロスミス、ウィングス、etc といった多くの洋楽が埋めていた。

この頃のQUEENは『オペラ座の夜』や『華麗なるレース』といった傑作アルバムを続けて発表し、「ボヘミアン・ラプソディ」、「愛にすべてを」や「マイ・ベスト・フレンド」といった楽曲はラジオから、しょっちゅう流れていた。
まぁ、当時の彼らは勢いがあった!

ちなみに、自分が二番目か三番目に買ったレコードはクイーンの『キラー・クイーン』のシングル盤だった。
今、考えるともっと欲しいレコードがあったはずなのになんかノリで買ってしまったような気がする。
残念ながら、1980年代に入りフレディ・マーキュリーがひげを生やしタイツをはいて歌っていたころは、ほとんどQUEENは聴かなくなってしまった。

さて『ボヘミアン・ラプソディ』である

さて本作である。
映画が始まって、すぐ、20世紀フォックスのオープニングのファンファーレが流れるが、これが、いつもの管楽器でなくブライアン・メイのギターサウンドで奏でられる。
しょっぱなから「オオッ」と思わせる。

ストーリーは主人公のフレディー・マーキュリーが他のメンバーと出会い、バンドとして成功し、彼がHIVに感染し、亡くなる直前に出演したライブ・エイドというチャリティーコンサートに出演するまでが描かれている。

結構、長い時間軸を描いているせいかテンポはいい。
自分としては、日本から彼らの人気に火がついたというようなことも描かれるかなと期待したのだが残念ながら、そうした、エピソードは盛り込まれなかった。
(人気がでたらツアーでジャパンに行くぞといったセリフはあったが・・・)

それにしてもフレディ・マーキュリーをはじめQUEENのメンバー全員が似ている。
歌声も似ているので、帰ってからネットで調べたら

劇中の歌唱シーンは原則フレディが実際に歌った音源を流用しているが、一部をマレック自身が担当しているほか、クイーンの公式コピーバンドである「クイーン・エクストラヴァガンザ」のボーカルオーディションで優勝し、同バンドでもボーカルを務めるマーク・マーテル(英語版)が歌唱したものも使われた。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とあった。

なるほどね。

途中、レコード会社の重役が「ボヘミアン・ラプソディ」のシングル化に反対し、QUEENのメンバーと対立したというエピソードがあったが実際は、そうしたことはなかったらしい。
また、ライブエイドに出演した1985年の時点ではフレディー・マーキュリーはHIVと診断されていなかった。
ストーリーを盛り上げるためか、事実と異なる脚色された部分も、ずいぶん多いようだ。

QUEENの音楽を再認識

ポスターには「魂に響くラスト21分」とあった。
恥ずかしながら自分もその通りに、思わず、落涙。
言ってみれば制作者の術中にハマった訳である。
最後の21分間というのはロンドンにあるウェンブリー・スタジアムで行われたライブ・エイドにQUEENが登場しパフォーマンスを繰り広げたシーンである。
当時のウェンブリースタジアムや観客の興奮の模様を再現したCG? もスゴイ!

その直前まで描かれたフレディー・マーキュリーの苦悩や他のメンバーとの対立といった問題を乗り越えて、巨大なスタジアムで最高のパフォーマンスを見せるというかたちに昇華させていく、このあたりの見せ方上手い。
かなり脚色されている感じはするが…。

そして、ここで彼らが演奏した楽曲が輪をかけて気分を盛り上げる。
ネットなどを観ると、世代によって色々な捉え方や感動があるようだが自分はQUEENの音楽、それ自体にチカラがあることに改めて気づかされた。

家に帰ったら、昔、購入したライブ・エイドのDVDを改めて見ようと思った。

ところで、自分は2005年にQUEENのライブを(正確にいうなら「QUEEN+ポール・ロジャース」なのですが…)観たことがあるのですよ。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事